25.6.1王たちの流儀 Vol.2:米原幸佑

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米原幸佑が語る王ステ 『黒の王』を振り返る

『王たちの流儀』第二弾は、米原幸佑さんが登場。

王ステ最古参キャストの1人であり、確かなキャリアと音楽活動での経験に裏打ちされた圧倒的な演技力・歌唱力で物語に力を与える。

時にラスボスとして、時に主人公としてシリーズの軸を担ってきた彼の眼から見た『王ステ』。その全貌に迫る。

–まずは黒の王から振り返っていきたいと思いますけれど…。

米原:振り返りますねえ笑。

『黒の王』かあ…それこそコロナ禍っていうのもありましたし、イルミナスさんにはかなり無茶を言いまして。最終稽古にいないというような始まり方をした“伝説の舞台”感のあるイメージですね、僕の中では。

–むしろこちらから無理を言って出ていただきまして、稽古も1週間とかでしたもんね。

米原:そうなんですよ。別作品の本番が『黒の王』の場当たり日まで被ってまして、初日インみたいな笑。

僕も「今これ何やってんねやろ?」みたいな感覚でしたけど、でも逆にそのヒリヒリ感が当時の「メフメト」っていうラスボス役にも反映されたんかなあ。

–今お話にも出ました「メフメト2世」という、歴史的にいわば、当時“世界で一番えらい男”なわけですけれども。その役づくりはいかがでしたか?

米原:日本史は、結構別の舞台でも学んだりするんですけど、世界史ってそれまで触れたことがなかったので、この出演をきっかけに世界史を勉強しようみたいな興味も持ちました。

串刺し公のヴラドに対抗する“圧倒的な力”みたいなものを、どうやって表現しようかなというのは考えていて。変な言い方かもしれないですけど、“悪い役”をそれまであんまり演じたことがなくて笑。

–そうなのですか!?

米原:それまで主人公とかいい人の役が多くて、めちゃめちゃヒールに振れたから、逆に「アレもやってみたいコレもやってみたい」っていう提案をいっぱい吉田くん(演出の吉田武寛)にさせていただいて。結構自分のアドリブみたいなのも多用させてもらいました。

–当時は「悪役楽し〜い」って言いながら稽古されてたとか?

米原:それまではだいたい正義側に居ることが多かったので。

しかもメフメトはラスボスなので「やった!やりたい放題じゃん!」と思って。

–物語の中では幼少期から描かれていましたが、幼少期の役づくりはどのように意識されましたか?

米原:メフメトの幼少期は「笑いながら人を殺す」みたいなノリとのバランスで。

大人になったら存在感を出さなきゃいけなかったので、幼少期は狂気を出しておいて後半はどっしりという感じでしたね。

–今でこそ4年間も続くシリーズ作品となっていますが、当時は『王ステ』シリーズの話を聞いてどのような印象でしたか?

米原:最初ビジュアル撮影をしていて、「高貴な感じの物語なんだなぁ」くらいの印象でしたね。

毎回そうですけど、素敵な衣装を着させていただいてすごくテンションが上がりますよね。ああいう素敵な衣装を見にまとって撮影させていただけると。

最初の入り口はそんな感じですね、「カワイイ服着れた〜」みたいな笑。

–「シリーズとして!」というようなイメージはあまりなく?

米原:当時は立ち上げで、『女王ステ』というモノがあるっていうのは事前に聞いていたんですけど。

新シリーズでどうなっていくかとか、そもそも舞台そのものがどうなっていくかという過渡期でもあったので。

「作品一つ一つを大事にやっていかなあかんなぁ」っていう感じで、まさかこんな4年も続くとは思っていなかったですね。

それこそ『星屑の王』も出る予定だったんですけど、コロナ禍で一度話が流れてスケジュールが合わなくなってしまって、出られなくなっちゃったんですよ。

なので、もしかしたら“幻の星屑の王”があったかもしれないんですよね。

–あまり聞いたことのないエピソードのような気がしますが?

米原:そうですね。これまで話したことないかもしれないです。

なので僕が演じるはずだった役も、誰が演じたかっていうのは知っているんですよ。まぁでもそこはあえて言わないので想像してください笑。

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