26.10.21畑宮ささの『黒の王 -Revenge-』観劇レポート

ともに創る

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黒の王リベンジのレポートを描かせていただいた、畑宮ささです。

 

リバイバルではなく、リベンジマッチ。
黒の王初演当時の状況を思えば、まさに『リベンジ』だと思います。

 

サーヴァントさんが8人に増え、早着替えの衣装も格段に増え、
会場も広くなって表現できる世界観が格段に増えていました。
まさかの新曲も増えて、登場人物の人数までも増えて、
なにより鑑賞する我々ワラキアやオスマンの民の人数も増えています。
私も途中から入った身、黒の王をこの目で観るのは初めてでした。
今現在だからこそ、王ステがここまで辿り着いたからこそ挑戦できる、
今の形での『黒の王』。

 

初の試みといえばプロジェクション演出は外せません。
サーヴァントさんが構えると大砲に見える梯子、光る布、根性で回る盆、
怪鳥の足になる柱…道具やセットの見立て演出が個人的に馴染み深いですが、
国や場面が細かく変化する今作ととても相性がよい演出だと思いました。
道具といえば各作品の特徴的アイテムが随所で再登場していたのも面白かったです。
目をひく葬列のセット、オレンジの旗、あのウサギ、あのお茶会の椅子、降る黄金。
他にも色々あったのかもしれません。

 

8作品を経て大ボリュームになった本作は、単体で楽しむこともできる作品で、
ここから新しく王ステをご覧になった方も多かった印象です。
そんな新規の方には、今後この二人がどうなっていくのかという目線で。
これまで王ステシリーズを観劇してきた方は、

 

父の幻影に惑うマリアタが、一人の青年にかつての自分を重ねて弄ぶ星屑を
オラニエ一族の精神と対峙し、自分は人間だと主従が転機を迎えた屍を
別れも厭わずにマリアタを救おうとしたヴィンツェルの献身を観た黎明を
父を憎み兄弟を憎んだ悲劇の双子が悪魔を召喚び、悪魔となった蒼穹を
力ある者でも、多くを従えた者でもなく、清き者が時代に選ばれた黄昏を
英雄の存在、魂の輪廻から抜け出す方法が不死者化だと明かされた葬列を
黄金の輝きを失った主従が再び闇へと戻り、盤上に二つの黒い駒が残された虚を

 

これらの旅路を目撃した『リベンジ』の視点での『黒の王』を目撃でき、
新しく足を踏み入れる方も、既存作を観た方も楽しめる作品でした。
かつてと全く同じではない。
しかし結末が変わったわけではない。
まさに当時のリベンジマッチに相応しい形の再演だったと思います!

Illustration & Text 畑宮ささ

 

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畑宮ささの王ステLIVE2026の熱狂レポ
畑宮ささの舞台「葬列の王」参列レポート
畑宮ささの「世界観を歩く衣装展」体験レポート
畑宮ささの『黄昏の王』観劇レポート

 

 

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