26.2.14春日康徳が伝える女優とキャラクターの魅力

待ちのぞむ

第4章:三田美吹とヒース・ホーリー

凛としたヒースの佇まい

 

ヒース・ホーリーは、当初、イリスとして未熟だったミエリの前に立ちはだかる、大きな壁(敵対者)として登場しました。

 

 

ヒースを演じる三田さんは、ポストにもあるのですが、全身全霊――稽古場では静かに集中して役に入り込んでいらっしゃいました。

 

ヒースは黒魔術を放つ動作などがとにかくかっこよく、ミエリの憧れのお義姉様として、とても魅力的に育っていきました。

 

三田さんは、クラシックバレエを習っていらっしゃったそうで、ヒースというキャラクターの凛とした佇まいは、そんな下地が、所作の端々に表れているのだと思います。

 

ヒースと三田さんの関係で感動したのが、第二弾『禁樹のミエリ』のラスト間際のシーン。

 

「立派な黒魔術師になるのだぞ?」

 

そんな言葉をミエリに残して、ヒースは去っていくのですが……このセリフ、台本にないのです!

 

演出の吉田さんが追加してくださったのか、あるいは三田さん、星守さんがご提案してくださったのかはわからないのですが……。

 

稽古場でミエリの成長を見守るヒースというキャラクターを、演出部・俳優のみなさんで育てていってくれたからこそ、生まれたすばらしいシーンでした。

 

 

その後、第四弾『終園のルルイエ』制作決定の際には、「ミエリの成長を見守るのが楽しみ」って、ご自分のことよりもミエリのことをポストしてくださって、「ヒースお義姉様!!」と熱くなりました。

 

第四弾『終園のルルイエ』におけるヒースについては、ネタバレになるのであまりここではお話できないのですが……。

 

 

ただ、三田さんの凛とした佇まいをよりキャラクターに落とし込むべく、「自分の命よりも、世界を救うことを優先する、人として欠けてしまっている繊細なキャラクター」になる予定です!

 

そんな世界を背負って戦いに挑むヒースの姿を想像し、物語を紡ぐことが出来たのは、稽古場で静かに集中する三田さんのお姿を拝見したからです。

 

三田さんが、今回のヒースにどんな魂を吹き込むのか。ぜひご期待ください!

 

Text 春日康徳


4人が演じてきたキャラクターの軌跡が交差する第4弾
舞台『イリス・ノワール -終園のルルイエ-』。
公演情報は「詳細・申し込み」から。

 

 

詳細・お申し込み募集は終了しました

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