26.2.14春日康徳が伝える女優とキャラクターの魅力

待ちのぞむ

第1章:安藤千伽奈とコクナ・ミサ

クーデレのミサは稽古場で生まれた!?

 

コクナ・ミサの物語は第一弾『焔罪のミサ』の裁判劇から始まりました。

 

裁判劇ですので、当然、弁論する――このセリフが長い!

あまりに長すぎて、そしてセリフ量が多すぎて、安藤さんが酸欠になってしまいそうという事態が稽古場で起こったそうです。

 

そのとき、クアチル役の伊藤優衣さんが、「ミサのセリフをみんなで分担できないか?」と提案してくださったのです。

 

リアル学院長――伊藤さんの気遣いに感動しました……。

 

ちなみに、第一弾はとにかくミサのセリフが多いので、水飲む暇がないので喉カラカラで演じられたそうです。

 

この反省を踏まえ、以後のシリーズでは安藤さんに水を飲んでいただけるよう、考えて脚本を書いています!

 

クールなミサを演じるにあたり、安藤さんは「自分はカラダが先に動いてしまう。ミサは頭で考えてから動く。だから、自分のカラダが動かないように、腕組みして動かないようにしてます」と稽古場で仰っていました。

 

実はミサというのはキャラクターの技術的には「クールキャラ」に分類され、クールキャラというのは理屈っぽくて行動にする前に考えて、結局動き出せないというアーキタイプ。

 

安藤さんは、台本からそんなキャラクターの技術を読み込み、演技にまで落とし込んでくださいました。

 

また、第二弾『禁樹のミエリ』のパンフレットインタビュー収録の際に、演出の吉田武寛さんが仰っていた言葉も、とても印象に残っています。

 

「第一弾のときは、座長として、また今後シリーズ化していけるように盛り上げるという両面で、安藤さんは背負うものが大きかった」

 

 

座長としての責任、不安、何より膨大なセリフと難解な漢字、カタカナの羅列……。

 

そんな苦難にあるとき、俳優のみなさん、演出部、そして、スタッフのみなさんと乗り越えてきた安藤さんに感服するばかりです。

 

そして、第二弾からは、星守紗凪さんや三田美吹さんも加わることになります。

 

 

印象深いのは、第二弾で、ミサ以外のイリスたちがジャキーンと決めポーズで「エウラリアは我らが守る!」みたいなシーンがあったのですが……。

 

稽古場で、「待って!?」「カッコイイ!」「ヤバッ!?」と安藤さんが純粋なオタク(!?)になって、イリスたちを見守っていたことがありました。

 

 

クールなミサが、こんな風な意外性を見せたらより魅力的になるのではないか……?

 

そう考え、以降のシリーズではクールな一面とは裏腹に、デレるミサを描くようになりました。

 

これは安藤さんでなければ、ミサの意外性を引き出すことは難しかったでしょう。

 

もちろん、第四弾『終園のルルイエ』でもミサのデレシーンはありますので、どうぞご期待下さい。

 

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