26.8.29キャスト・クリエイターが語る新章『Rose』

思いだす

 

ILLUMINUSが展開するガールズ演劇シリーズ「女王ステ」。

2019年以来、美しくも残酷な物語と、歌、ダンス、殺陣を融合した独自の世界観を築き、これまで11作品、14回にわたって上演を重ねてきた。

その新章の幕開けとなったのが、「女王ステ」不滅部隊編『Rose』だ。

 

これまでのキャラクターたちから一新され、新たな物語の中心に立ったのは、モモコグミカンパニー演じるミアと、藍染カレン演じるリーザ。

『Rose』は、これまでの「女王ステ」を受け継ぎながら、どのような新しい景色を切り開いたのか。キャストやクリエイターの言葉から、その舞台裏をたどる。

 

 

 

キャラクターを一新して始まった物語

 

 

「やっぱり、キャラクターが一新されているというのが大きい」

アルマ役の小山百代は、『Rose』の印象をそう振り返る。

 

新たな登場人物によって始まった物語でありながら、劇中には過去シリーズに登場した人物の名前も現れる。積み重ねてきた世界観を受け継ぎながら、新章が動き始める。

シリーズ初出演となるロッテ役の小日向美香も、「女王ステを初めて見る人でも、すごく見やすいと聞いていた」と語る。

 

『Rose』は、シリーズを追い続けてきた観客だけでなく、初めて「女王ステ」に触れる人にとっても、新たな入口となった。

 

 

『Rose』を象徴する銃アクション

 

 

『Rose』を象徴する要素の一つが、銃を中心としたアクションだ。

「台本を読んだ時に“全員銃”という文字を見て、こんな人数の女の子が銃で戦うところは見たことがないと思った」

そう語るのは、これまでシリーズ3作品でジャックを演じてきた生田輝。

 

今回は剣が一切登場せず、アクション・殺陣振付を担当する南武杏輔も、「新章と銘打っているからこそ、新しいことにチャレンジさせてもらえた」と話す。

 

 

シリーズすべての作品で、照明を担当した高橋文章は、殺陣での照明効果も「過去一多い」という。銃撃戦、音楽、照明が連動し、これまでの華やかで美しい「女王ステ」とは異なる、鋭く力強い空気が生まれた。

 

 

 

 

 

二人の主演が作り上げた新章

 

 

新章を牽引したのが、ミア役のモモコグミカンパニーと、リーザ役の藍染カレンだ。

 

今作が初めての本格的な舞台出演となったモモコグミカンパニーについて、多くの共演者が語ったのは、その真面目さと吸収力だった。

稽古中には常にメモを取り、歌、ダンス、殺陣、芝居に一つずつ向き合う。歌唱指導を担当する藤川梓は、「一つ一つコツコツ積み上げて、会うたびに成長していた」と振り返る。

 

一方、リーザを演じた藍染カレンは、その存在感で作品の中心に立った。

「歌もダンスもアクションもお芝居も魅せてくれる。周りがその姿に影響を受け、それに応えなきゃと思えるような心強い座長」

小山百代はそう表現する。

 

振付を担当した新木美優も、リーザをセンターに置き、その姿を想像しながら振付を作っていったという。異なる個性を持つ二人が、新しい「女王ステ」の空気を作り上げた。

 

 

 

「女王ステ」新章が幕を開ける

2019年、「女王ステ」は定員100名にも満たない劇場から始まった。作品を重ねるたびに、その世界を少しずつ広げてきた。

観客が期待する「女王ステ」らしさを守りながら、新しい物語と表現に挑戦し続けること。

 

『Rose』は、不滅部隊編の第一章として、新たな物語の幕開けを告げる作品となった。

ここから物語はどこへ向かい、どのような景色へたどり着くのか。

 

Channel+では、本記事で紹介したキャスト・クリエイターのインタビュー本編を、全2回にわたって公開。

メイキング映像とともに、舞台上だけでは見ることのできない『Rose』のもう一つの物語を、ぜひ楽しんでほしい。

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