26.6.24麗和落語・新潟公演と巡る古町の夏

待ちのぞむ

『麗和落語 ~二〇二六 夏の陣~ 新潟公演』と巡る、新潟・古町の一日

 

『麗和落語』が、初めて新潟へ。

新潟は、海と川の港町だ。日本海に開き、日本一長い信濃川が市の中心を貫く。

その川に架かるのが、国指定重要文化財・萬代橋(ばんだいばし)。六連のアーチが水面に映る景色は、今もこの街の象徴として親しまれている。

 

国指定重要文化財「萬代橋」

 

豊かな水と広い平野に育まれた新潟は、日本有数の米どころだ。

 

米どころは、そのまま酒どころでもある。
新潟県は酒蔵数が全国最多を誇り、雑味をそぎ落としたような「淡麗辛口」の酒は、土地の食を引き立てる名脇役として愛されてきた。

そして、夏の食卓。新潟の夏といえば、まずは枝豆。日本で一番多く枝豆が作られている地域は新潟であるというのは意外と知られていない。とりわけ黒埼茶豆の濃厚な香りは、一度知ると忘れがたい。日本海の南蛮えび、夏に旬を迎える岩牡蠣、つるりと喉を通るへぎそば。甘辛いタレをくぐらせたタレカツ丼も、新潟を訪れたなら味わいたい一品だ。八月の新潟は、舌の上でも豊かである。

 

会場となるのは、新潟市中央区・古町通6番町にある「国際映像メディア専門学校 i-MEDIA シアターNEXT1」。俳優、声優、映像、音響・照明など、表現にまつわる人材を育てる場所でもあるこの会場で、新潟にゆかりのあるキャストとともに、初めての新潟公演をお届けする。

出演するのは、安藤千伽奈、水津菜月(NGT48)、西村菜那子。いずれも、新潟市を拠点とする女性アイドルグループ・NGT48で活動してきた三名だ。
水津菜月はNGT48の現役メンバー、安藤千伽奈と西村菜那子は同グループの出身。三名とも、新潟市を拠点とするこのグループで、この街とともに活動してきた。

 

 

国際映像メディア専門学校 i-MEDIA シアターNEXT1

 

信濃川の西側に広がる、古町(ふるまち)。

古町は、江戸期から続く花街だ。京都・祇園、東京・新橋と並び称されてきたこの街では、約200年にわたり、古町芸妓が唄や三味線、日本舞踊を通して、訪れる人々をもてなしてきた。北前船の往来で栄え、多くの人と文化が交わった港町・新潟。その賑わいのなかで育まれた芸と美意識が、今も街のあちこちに息づいている。

 

新潟古町芸妓

 

老舗料亭が軒を連ね、表通りには古町通の長いアーケードが伸びる。
大通りを少し離れ、小路へ入る。木の格子、灯りのともる店先、長く愛されてきた商店や喫茶店。古町の魅力は、観光地として整えられた景色というよりも、暮らしと文化が静かに重なっていることにある。

 

古町通アーケード

 

少し足を延ばせば、白山神社の緑が街の喧騒をやわらげてくれる。劇場へ向かう前に。あるいは、終演後の余韻を抱えたまま。街を歩く時間もまた、この日の体験を少し豊かにしてくれるはずだ。

芸を育て、人をもてなすことを生業としてきた街。
その古町で落語を聴く。

 

語りひとつで江戸の市井(しせい)を立ち上げ、客を笑わせ、ときにしんみりとさせる話芸と、この街の来歴はどこかで通じている。新潟公演の舞台に、これほどふさわしい土地もそうはない。

 

そしてもうひとつ。

麗和落語の新潟公演が行われる8月9日(日)は、新潟の夏を彩る「新潟まつり」の最終日でもある。

昼には、古式ゆかしい装いの住吉行列が市内を練り歩く。

 

そして夜には、信濃川河畔を舞台に、祭りのフィナーレを飾る花火大会が行われる。

 

前日の8月8日(土)には、御神輿を乗せた船が信濃川を渡る「水上みこし渡御」も予定されている。水の都・新潟らしい祭りの景色に触れられる週末となるだろう。

 

新潟まつりを締めくくる花火大会

 

落語を聴き、古町を歩き、夜は花火を見上げる。

『麗和落語 ~二〇二六 夏の陣~ 新潟公演』は、新潟の夏の恒例とともに、この街を存分に味わえる一日になる。

 

なお、当日は混雑も予想される。宿泊先や新幹線・交通手段は、早めに確保しておくことをおすすめしたい。

 

新潟まつり2026 行事スケジュール

 


公演情報

【公演名】
『麗和落語 ~二〇二六 夏の陣~ 新潟公演』

作・演出:23

【日程】
2026年8月9日(日)14:00/18:00

【会場】
国際映像メディア専門学校 i-MEDIA シアターNEXT1
〒951-8063 新潟県新潟市中央区古町通5番町5−596−1 I-Media実習棟 3F

【About】
令和に生きる麗しき女性たちが演じる、ILLUMINUSオリジナル現代落語シリーズ「麗和落語」第十三弾。本シリーズでは、忘れかけていた美しい日本語を題材にした創作落語を、現代を生きる女性たちが演じます。
今回は、新潟にゆかりのある女優たちによる新潟公演としてお届けします。
令和の時代に立ち上がる、新たな落語のかたち。
新潟公演を、どうぞお楽しみください。

【出演】五十音順
安藤千伽奈
水津菜月(NGT48)
西村菜那子

 

公式HP:
https://reiwa-rakugo2026.com

 

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