静寂のなかに響く“声”だけが、想像力の火を灯す——。
7月に上演されるILLUMINUSの朗読シリーズ、Reading Caravan『夜声』は、視覚に頼らず、聴覚と想像力を頼りに物語を立ち上げる“夜の朗読体験”を届ける。
企画原案・脚本・演出は『花羽音』『春琴の佐助』などで独自の朗読世界を構築してきた淡乃晶。今回の対談では、プロデューサー・小宮山薫とともに、「夜声」が目指す“声の旅”の本質を掘り下げる。朗読という表現をいかに再定義し、シリーズとしてどう展開していくのか——。
ただ読むのではなく、「読む」「導く」「届ける」。その静謐で豊かな時間の設計図を、ここに記す。