25.11.20PLAY JOURNEY! のはじまり

2018年から2020年のコロナ前まで、私は東京・八丁堀にある「WISE OWL HOSTELS」によく泊まっていました。
ここは“旅のあるべき姿”を真正面から掲げているホステルで、
「眠っている場合じゃないぞ」というメッセージを、あえて宿泊施設がコピーとして掲げてしまう。
そのセンスがまず好きでした。
実際に滞在してみると、その思想が空間デザインや店舗オペレーションにまできちんと落とし込まれていて、とても居心地がよかったことをよく覚えています。

この「WISE OWL HOSTELS」とスタッフさんたちとの出会いから生まれたのが、ILLUMINUSの体感型シリーズ「PLAY JOURNEY!」です。
きっかけは、八丁堀の地下にあるラウンジバー「SOUND BAR OWL」。ここは夜20時から営業し、ピークは22時以降。つまり、それまでの時間帯はアイドルタイムになっています。この非稼働の時間を、何か「旅を感じる」コンテンツでデザインできないか、そんな相談から企画が動き出しました。
会場がホステルのラウンジである以上、ただの演劇ではなく、「旅を体感できる演劇」がいいだろうと考えました。
当時ILLUMINUSでは、旅をテーマにした舞台『NO TRAVEL, NO LIFE』を何度か上演していました。
この作品なら、この空間で上演することで旅の実在感が増し、劇場で観るのとは違う体験になる。直感的にそう思い、脚本・演出の吉田武寛さん、原作者で写真家の須田誠さん、そして主演を務めてくれた新里哲太郎さんに、すぐに声をかけました。
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