25.6.26第二章 「朗読」という表現を見つめ直す

待ちのぞむ

 

「読む」とは何か。「聴く」とはどんな行為か。

演劇でも映像でもなく、“声”を届ける表現としての朗読。その根源的な問いに向き合い続ける淡乃晶が語るのは、「言葉を声に出す」ことの意味、そして“抽象性”がもたらす想像の余地。AIでは辿りつけない“揺らぎ”や“不完全さ”にこそ、今、人が声を届ける意味がある。「夜声」が目指すのは、ただの朗読ではなく、音楽のように響く「声の体験」だ。

 

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