25.5.7Express衣装ラフスケッチ公開

思いだす

『Reading Concert「Express」2025』の多層的に構成されたその世界観は、声優の声と音楽だけでなく、視覚的な要素──も大きな魅力の一つです。 今回は、登場人物たちを形づくった衣装ラフスケッチをご紹介。

幽霊(村瀬歩)

クラシカルなベストにチェックと赤のパッチワーク。懐かしさと異世界性を併せ持つデザインは、幽霊という存在の“境界の曖昧さ”を体現。

キャスケット(小林裕介)

キャスケット帽とロングジャケットの組み合わせが目を引くレトロモダンな衣装。濃淡のブルーとチェックのレイヤーは、記憶の層や時の流れを連想させます。

タダシ/ザネリ/鳥どり(榊原優希)

左右非対称の配色と素材がユニークなジャケット。グリーンとオレンジの“ちぐはぐさ”が、キャラクターの持つ自由さや皮肉めいた明るさを浮き彫りにします。

カオル/母親/マルソ/牛乳屋(富田麻帆)

柔らかくも芯のあるトーンのワンピースは、母としての包容力と、作品内での謎めいた役割の両面を映します。

青年/車掌/博士/学者/活版女の所長(佐藤弘樹)

ダブルボタンのジャケットと制服的な佇まい。責任感やまっすぐな視線を感じさせる衣装は、物語の“進行役”を象徴。

ダンサー衣裳(後藤楓,ayum!)

白と青のグラデーションが幻想的なロングスカート。舞台の中でことばを持たない身体表現者たちにとって、この衣装はまさに“音楽そのもの”。

衣装・デザイン:狛枝トーマ(青龍ノ宴)

衣装は、舞台の“語り手”でもある。
言葉では表しきれない感情や背景を、形や色、素材で伝えてくれる大切な要素です。
『Express』の物語が終わった今も、登場人物たちの姿が印象に残るのは、こうした衣装の力があったからかもしれません。

本編のディレイ配信も後日予定されています。
劇場では見逃してしまいがちな衣装の細かなディテールも、映像ならではの視点でじっくりとお楽しみいただけます。
ぜひ、物語とあわせて衣装の魅力にもご注目ください。

 

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