25.12.25音楽レーベル to. (トゥードット)始動

思いだす

10代で口ずさんだ歌を、人は一生、口ずさむ。

 

 

これは、コピーライター・岩崎俊一さんのコピーで、とても好きなフレーズです。
コンテンツ体験の本質を、端的に表した秀逸な言葉だと思っています。

 

たとえば、街のお店でふと流れてきた懐かしい曲。
それをきっかけに、当時の景色や感情、匂いまでが、走馬灯のようによみがえることがあります。

 

体験において、音楽の存在はそれほどまでに大きなものです。

演劇においても、音楽は作品のクオリティを大きく左右します。
「ミュージカルは音楽で決まる」と言われることがありますが、それは決して誇張ではありません。

 

音楽は体験を包み込み、終演後もなお、私たちの記憶とともに日常へと溶け込んでいく。
ILLUMINUSでは、そんな音楽のあり方をとても大切にしたいと考えてきました。

 

だからこそ、音楽を“作品の一部”として、きちんと届ける場所をつくりたい。

その想いから生まれたのが、音楽レーベル to.(トゥードット) です。

 

 

 

to.(トゥードット)について

 

 

Concept

“どこかへ向かう”という前置詞「to」に、静かに物語を閉じる「.(ピリオド)」を添えた名前。

一度幕を閉じた物語が、音楽によってそっと開かれ、

その余韻は観る人の暮らしへ静かに溶け込んでいく。

音は流れを止めず、やわらかく時間を引き延ばす。

「まだ終わらない」と囁くように。

 

このイメージは、音がわずかに伸び、

時間に余白を生む付点二分音符をモチーフにしています。

to. では、は、その“少し長く続く余韻”を作品に添える存在でありたい。

そんな想いを込めています。

 

 

終演後の体験を音楽でつなぐ

to. では、ILLUMINUS公演の劇中音楽を中心に、終演後も作品の世界観を日常の中で楽しめるような音楽体験を届けていきます。

また、音や音楽から立ち上がるサウンドドラマの配信など、「聴くこと」そのものを起点にした表現にも取り組んでいく予定です。

 

演劇を観る体験の、その先へ。

to. を通じて、私たちは「聴く体験のデザイン」を考え続けています。

作品が終わっても、音楽を通して作品の世界観を日常の中で楽しんでいただくことを目指していきます。

作品は今後、随時リリースしていく予定ですので、どうぞお楽しみください。

 

 

プロデューサー 小宮山薫

詳細・お申し込み募集は終了しました

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